仮想通貨(暗号通貨)での失敗談~ICO編 ⑩ヴェリブロック(VBK)

2018年はICO案件が流行り、2017年のバブルで高値掴みをした個人投資家、いわゆる、出川組(コインチェックのテレビCMでタレントの出川哲郎さんが出ていたためこのように呼ばれる)が損失を取り戻そうとして乗っかった1年でもありました。ただ、2018年下半期にはICO案件が全くと言っていいほど儲からなかったため、案件に乗っかる人も減ってきていました。ここで言えることは、損失を取り戻そうとする気持ちが先行すると冷静さを失い、ついつい儲け話に手を出してしまうのが人間であるということです。”損切り”は投資だけではなく、日常の人生でも必ず考慮すべきことです。うまい儲け話には気を付けましょう。

そして2019年に入り、ICO案件からポンジスキームとハイプ案件がその年を席捲することとなります。私は信用しきっていたインフルエンサーの動画は常に拝聴しておりました。その彼が2018年暮れに、ある取引所にかかわるという理由で若手に引き継ぎをするという発表をし、2019年に入るとすぐに若手が引き継ぎを行っていました。それでも違和感を持たず、引き続き信用をしていくことになるのです。

その2代目インフルエンサーが紹介してきたのが、ヴェリブロック(VBK)でした。ビットコインの安全面で必要とされるトークンで、ビットコインの価値が上がると必然的にこのコインも上がるという触れ込みでした。当然購入をしたのですが、初代のインフルエンサーは最低購入額でも感謝の意を忘れない対応でしたが、2代目は対応面では初代とは正反対でした。ここで気づけばよかったのですが、初代の良さに惹かれていた私は2代目も間違いないと根拠なき確信を持っていました(これが一番引っ掛かりやすい要因ですので注意してくださいね)。

購入価格は1VBK=38円と記憶しておりますが、このコインも数か月後にビットレックスに上場を果たします。初値は1円前後で、現在の価格は、0.6円とほぼ瀕死状態です。2020年12月5日現在でビットコインの価格は約200万円手前まで高値で推移しているにもかかわらず、この安値は一体?ビットコインが上がれば上昇するって?個人的には、ビットコインが上昇すればブロックされるコイン?と思わずにいられない気分でした。

もう笑うしかないとはこのことですね。ただ、この時点でも完全に気付かず、ICO案件には乗っかることはなかったものの、その後、姿を変えた案件に乗っかってしまうのである。良心的に思えた初代インフルエンサー。引き継いだいい加減な2代目インフルエンサー。本当に投資は自己責任ですよ。次回は詐欺と呼んでもおかしくない案件に乗ってしまいます。気付かない私の責任ですね。次回も乞うご期待!