仮想通貨(暗号通貨)での失敗談~⑬ WO トークン

2019年4月頃には、ビットコインが140万円を付け、主要アルトコインも軒並み上昇する展開となり、仮想通貨への期待と投機熱が上がってきている状態でした。そんな中、2018年の仮想通貨冬の時代に価格の下落どころか、どんどん上昇しているトークンがありました。その名は、プラストークンというものでした。

今となってはいわゆるポンジスキーム案件で、最終的には破綻して幕を閉じましたが、その当時はグイグイ上昇し、それを例にとって私のような情報弱者をカモにするインフルエンサーの動画を見てしまい、又懲りずに魅了されてしまうのです。

そのインフルエンサーが紹介していたのは、WOトークンというものでした。ビットコインイーサリアム、イオス、USテザー等を預けるだけでWOトークンが増え、いつでも引き出し可能という、確か年利は15%~20%前後だったと記憶しております。

イーサリアムが一時1万円を切り、9000円の時に現物買いをしたため、持っていたイーサリアムすべてをWOトークンウォレットに預けることにしました。これがまさか地獄の1丁目とは知らず、、、

インフルエンサーの動画とラインは逐一確認していたため、WOトークンの情報は欠かさず入手しておりました。近日中にWOEX取引所でWOトークンが上場するネタまで飛び出し、そこそこWOトークンを貯めていた私は、”これで損失を取り戻せる!”と、心でガッツポーズをしておりました。上場前にWOトークンの価格がついており、30円から始まって、50円前後まで付けておりました。

そしていよいよWOEX取引所に上場を果たします。ここで気を付けないといけないことは、コインが上場されると、プレセール等で事前に購入していた人たちがこぞって売り出すということです。恐らくですが、このインフルエンサーはすでにこの時点で売り抜けていたと思います。にもかかわらず情報弱者をあおって最後の最後まで紹介料だけはきっちりいただくという手法だったと確信しております。

そして上場から1か月もたたない頃、急に取引所で取引ができなくなりました。さすがにこれはヤバイと思い、再開するのを祈る気持ちでいました。数日後再開したとき、すぐに売り抜けました(多少損はしましたが)。そしてついに取引所は機能しなくなり、出勤もできなくなっておりました(売り抜けて正解でした)。さらに、WOトークンウォレットも出勤できなくなり、かなり損失はだしましたが、預けていたコインを他の取引所に移しました。暴落した要因は、プラストークンが詐欺であるニュースが流れ、WOトークンも同じであることが広まり、又、逮捕者まで出たことが決め手でした。

その後、被害者救済と称して、WOトークンを推奨していたインフルエンサーがその救済のためにトークンの量に応じてお金を徴収しようとしていたことです、あたかも彼も被害者であるかのように振舞っていましたが。被害にあった人たちからさらにお金を取り、ほとんど救済はできないというオチでした。これには私は乗っていませんが。

この手の案件に乗って被害にあっても、二次被害にあわないようにしてください。本当に投資は自己責任で!