仮想通貨(暗号通貨)での失敗談~ICO編 ⑫クロノコイン(CRN)

2019年3月頃からビットコインが上昇し始め、主要アルトコインもそれに追随し、仮想通貨バブルが再び到来したのではと錯覚をおこし始めていたとき、あの信用していたインフルエンサーからの次なるICO案件に釘づけてになっておりました。そのコインは何とあの有名な与沢翼さんも資金を投じているという謳い文句で紹介した、タイムコイン(現:クロノコイン)でした。

今回は流石によく調べてその内容も理解した上で購入したつもり(?)でしたが、与沢翼さんのネームバリューだけで正直乗っかっていました。紹介動画内でも与沢さんがクロノコインの将来性を語り、有望である発言をしていたこともあり、全く疑うことはありませんでした。ここで気を付けなければいけないことは、有名人やネームバリューを持っている人が出てきたときは、その人ではなく、その案件がどういうものなのかをスタート時点に戻って再度冷静になって調べることであります。有名人や成功している起業家が語ると、すでに成功しているため、何をやっても成功するという錯覚に人は陥りやすいということです。

例えば、一昔前にアメリカの有名プロバスケットボールプレイヤーだったマイケルジョーダン氏がバスケからプロ野球に転向した時、ほとんどの人(マスメディアも含めて)が成功するというコメントを放ち、見ている側も活躍するだろうと思っていましたが、結果はダメでした。さらに仮想通貨で言いますと、エイダコインを日本で広め、KING OF COIN と言われた人も、エイダコインが結果爆上げしたため、次の紹介する案件も間違いないと思った人は多く、次々と彼の紹介案件に乗っかり、結果は満足のいくものではありませんでした。何か一つ成功すると他の分野でも成功すると思ってしまうのが人間です。

そのクロノコインですが、半年ぐらいのロックアップ期間が設けられました。そして有名取引所のコインベネに上場することも決まり、価格も400円近く付けており、上場が待ち遠しいくらいでした。やっと今までの損失を取り戻せるぞ、今度こそはとガッツポーズをしたくなるくらい上場日を待っていました。

ところが、上場するやいなや、一時は400円を付けていた価格が、20円、10円、5円と暴落し始めました。目を疑いましたが、何が起こっているか分からず、上場2,3カ月前から6か月に分けてロックアップが解かれいたため、コインが配布される度にとにかくトントンでもいいからと後に上場したビットフォレックスでビットコインに変えました。

少し損する程度で済みましたが、今回も損をしてしまいました。現在の価格は0.15円で、将来は上昇するかもしれませんが、個人的にはしないと思います。損切りして正解でした。クロノコイン、BLACKなコインということだったのかと思わざるを得ませんね。投資はほんまに自己責任ですよ!

ICO編は今日で最後です。次回からはポンジスキーム案件やハイプ案件での失敗談を紹介していきます。まだ気づかないアホなおっさんです!