仮想通貨(暗号通貨)での失敗談~ICO編 ⑤MINDOL(ミンドル)

2018年春頃というのは雨後のたけのこのようにICO案件が次から次へと出現するのですが、今思うと、仮想通貨が盛り上がった後は、まだまだ挽回できるような触れ込みで視聴者の心を揺さぶり、更なる一儲けを企む人がいるのだと痛感しましたね。ダメージを受けた人にさらにダメージを与えるというやり方ですね。ダメージを与える人が悪いのは確かですが、彼らの情報を冷静に分析せずに乗っかってしまう側がもっと悪いというのが小生が今まで失敗した上で感じた意見です。

ウィズコインが出現したと同時に出現したのが、MINDOLというコインでした。”みんなのアイドル”というようなキャッチフレーズで、いかにも胡散臭い感じでしたが、一口購入してしまいました。理由としては、購入した時点で3倍確定になるような触れ込みで、ウィズコインとは違った感じがしました。コインの配布、そして上場するまでは、”大丈夫だろうか?”という不安がありましたが、上場する日までコミュニティーの悲観的な意見等は無視して待ち構えておりました。

2018年の11月頃だったかと記憶しておりますが、コインスーパーという取引所で上場がきまり、初値が50円か60円ぐらいをつけ、30円近くで購入した私は何と含み益がでたのでした!”おっ!これは本物だ!”と、友人にまで嬉しくて連絡したことを覚えております。2018年の年末頃には、200円近くまで値を付け、仮想通貨冬の時代に結果をだしていた唯一のコインでした。また、2019年の初頭には、タレントの松居一代さんまで参戦していたというニュースまで流れ、かなりの盛り上がりを見せ始めることになりました。

ニューヨークのタイムズスクエアのオーロラビジョンにまでミンドルの宣伝が流され、ますますこれは本物のコインであると投資家のほとんどは歓喜したのではないかと思います。私もミンドルの将来の更なる爆上げを夢見て買い増しをすることになりました。まさかこれが地獄の1丁目になるとは、、、、、

テレグラムのコミュニティーも盛り上がりを見せ、最高潮に達していた時、松居一代さんが運営と揉めたようなニュースが流れ、少しずつ雲行きが怪しくなり始めました。その後、仮想通貨市場初のTOBを開始するというニュースがながれました。TOBとは株式公開買い付けの意で、期間・価格・株式数を広告した上で、売り主の株式を証券取引所を通さずに大量に買い付ける意味で、このミンドルをアブダビかドバイの会社が1ミンドルを300円で買い付けるというものでした。推奨していたYouTuberは、とにかく進めまくり、投資家の買い増しを煽っていました。正にそれに引っ掛かった一人が私でした。3000ミンドル以上を保持するために更なる買い増しを行い、TOBを心待ちにしていたのですが、、、何と、公開買い付けは行われず、投資家の不安を煽り、ミンドル大暴落という結末を迎えます。一時は200円近くまで値を付けていたのに、4円あたりまで暴落し、私も電子ごみになる前に6円あたりで損切りしました。

”またやってもたわ~”って何度思ったことか。仮想通貨の冬の時代に希望を放ったミンドル。電子ごみになりかけていたころに運営や広告塔の人は連絡が途絶え、逃亡。松居一代さんとの問題あたりが引き際だったかもという結果論。ここまでの演出はかなり手が凝っているが、よくできた内容で、大好きなプロレスのストーリーよりもリアルである。本当に完敗でした。ただ、損をしたとは言え、少しでもお金は手元に残ったので良しとしました。

しかし、その残ったお金でまたI懲りずにICO案件に食いついてしまうのです。それが、テレグラムとオーブスというコインでした。

ほんまに投資は自己責任ですよ!次回も乞うご期待下さい(えっ!もうええって?)。